お盆に帰省できないときのふるまい方|お供え物に添える手紙の文例も

2021年08月05日

お盆に帰省できないときのふるまい方
昨年に引き続き今年もまた、新型コロナウイルスの感染拡大によってお盆の帰省を自粛するご家庭も多いのではないでしょうか。お盆に帰省できない場合、実家や義実家にはできるだけ早めに連絡を入れましょう。

また、初盆など食事を含めた法要がおこなわれる場合は、欠席することへのお詫びの手紙やお供え物を送るなどの心遣いも必要です。

この記事では、コロナ禍でお盆に帰省できない場合のふるまい方(マナー)のポイントについてまとめました。お供え物を送る際に添える手紙の書き方や文例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

お盆に帰省できないときに気をつけたいマナーのポイント

お盆に帰省できないときは、家族といえどもお互いの顔が見えない分、失礼がない対応を心がけたいものです。どのようなポイントに注意すればよいのかみていきましょう。

帰省しないことを決めたら、早めに連絡する

実家、義実家では子どもや孫たちが帰省する日を楽しみに待っていますよね。帰省しないことを決めたら、できるだけ早めに連絡を入れましょう。

郷里では帰省する日程に合わせて布団の用意をしたり、連れて行ってあげたい場所を計画したりと準備をしなければなりません。まずは、待っている家族の負担に配慮し、帰省できないことを早めに伝えるのが大人の対応です。

法要を欠席する際は手紙も送る

法要や法事を欠席する際は、儀礼を重んじるのであれば、電話や返信ハガキに加えて別途手紙を送るのがベターです。手紙には、出席できないことのお詫びや追悼の気持ちを綴ります。

お供え物には手紙を添える

お盆は先祖を供養する行事ですので、たとえ帰省できなくても「お供え物」を送りましょう。その際、手紙も別送すると丁寧です。
相手を思いやるふるまいを心がけることで、段取りを仕切る親戚の方たちや実家・義実家からの印象もよくなります。

食品のお供え物は日持ちする物を送る

食品のお供え物は、暑い盛りのお盆でも日持ちする物や、賞味期限が長い物を選びましょう。
代表的なお供え物として、線香、ろうそく、お菓子、そうめん・ひやむぎ、焼きのりなどが挙げられます。お供え物の金額の目安は、親族であれば3千円~1万円程度です。

お供え物は仏壇に供えた後に親族で分けることもありますので、小分け包装されたお菓子や乾物類などが重宝されます。帰省先の家族や親族たちの年齢、家族構成をも考慮したお供え物を選べば、完璧です!

初盆には、お供え物の代わりに「お供物料」として現金を送る地域も多くみられます。親族が初盆に包む金額の相場は1~3万円程度、通常のお盆は3千円~1万円程度といわれています。地域による違いもあるので、親族に相談してから決めるのがよいでしょう。

お供え物に向かない食品もある

お盆のお供え物には、臭いの強い食品や、肉類・魚介類などの生ものは向きません。腐りやすいというのももちろんですが、仏教においては「殺生」に通ずるものと見なされるからです。また、果物は定番ですが、破損しやすいスイカやメロンなどは避けるか、厳重に梱包してヒビが入らないような工夫をしましょう。

お供え物には「のし紙」をかける

お供え物には、郷里の習慣に応じて「黒白結び切り」または「黄色結び切り」の「のし紙」をかけましょう。表書きは「御供」や「御供物」と書きます。水引の下には送り主の名前を記載しましょう。
のし紙の水引の色使いは、地域によって異なりますので、あらかじめ確認しておくと安心です。

テンプレートBANKでは、お盆ののし紙の種類や書き方も紹介しています。のし紙が印刷できるテンプレートもダウンロードもできますので、ぜひご利用ください。

お供え物の到着日にも配慮する

お供え物を送る際は、お盆の日程よりも1週間ほど前に到着するよう手配します。少なくともお盆の前日もしくは前々日までに届けばマナー違反にはならないものの、準備で忙しい状況に配慮し、手配が遅れないように心がけましょう。
また、食品などの場合、不在時には再配達をお願いしなければならないケースも発生します。手間をおかけしないよう、到着日時はあらかじめ伝えておくようにします。

お供え物に添える手紙の書き方・文例

お供え物をただ送るだけでなく、手紙もお送りすると丁寧です。故人や郷里の家族を想う気持ちを素直に伝えるとよいですね。冒頭に時候の挨拶などの記載は不要ですが、相手の体を気遣う言葉を文末に配すると、思いやりのある手紙になります。
時期的に、暑中見舞いや残暑見舞い(8月7日の立秋以降)として送る/のもよいでしょう。

昨今手紙を書く機会が減り、どのように書けばよいのか迷ってしまう方に向けて、文例を紹介します。

実家や義実家へ送るお供え物に添える手紙の文例

実家や義実家への帰省ができないときの手紙は、あまり堅苦しくなり過ぎず、ストレートに想いが伝わるような内容がよいでしょう。

・お父さん、お母さん、お盆に帰省できずごめんなさい。おばあさんが大好きだった桜の香りのお線香を送りますので、御仏前に供えてください。またビデオ通話で話しましょうね。くれぐれもお体を大切に。

・今年もまた帰省できず申し訳ありません。心ばかりの品を送らせていただきますので、御仏前にお供えください。来年は○○も小学校1年生です。お正月には帰りますので、楽しみにしていてくださいね。

・子供たちもお父さんとお母さんに会えるのを楽しみにしていたのですが、帰省できず本当に残念です。お盆の準備を手伝えず申し訳ありません。
○○叔父さんの大好きだったお菓子を送りますので、御仏前にお供えいただけますでしょうか。時節柄、体調にご留意くださいね。

・お父様、お母様、今年のお盆は帰省できず申し訳ございません。夫婦共々とてもがっかりしております。御仏前にお供えいただきたく、心ばかりのお品を送らせていただきました。ご家族皆さまどうぞご自愛くださいませ。

・このたびは、御祖父様の初盆にもかかわらず法要に参列できず申し訳ございません。本日、心ばかりのお品を送らせていただきました。生前の御祖父様の優しい笑顔を偲び、あらためてご冥福をお祈りいたします。時節柄、くれぐれもご自愛ください。

まとめ

本来なら両親や親戚たちと一緒に過ごせるはずのお盆に帰省できないのは辛いものです。同様に、来訪を心待ちにしていた実家や義実家の家族の寂しい気持ちを察し、失礼のないふるまいを心がけることが大切です。
お供え物を送る、手紙を送る、ビデオ通話で近況を伝える…など、形はどうあれ、気持ちの伝わるコミュニケーションをとってみてください。

■参考サイト
初盆はどうする?新型コロナで訪問できない時のお供えの渡し方|よみもの THE GIFT
回忌法要に送る お手紙例文|花を以って想い伝える 花以想(HANAIMO)



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