売れるPOPの作り方(13)あなたは自分と似た人が好き?

最終更新日:2023年12月04日

売れるPOPの作り方(13)あなたは自分と似た人が好き?
あなたが作るPOPや広告を作るとき、「心理学」を知っていて作るのと知らなくて作るのとでは大違いですよ!ということを、今までご紹介してきました。

心理学は手品と同じ。知ってしまうと「なぁ~んだ。そんなこと」と思ってしまうことでも、知らない人から見たら「どうしてあの広告は他の広告よりも効果が高いの?」なんて不思議に思ってしまいます。

「心理学」は、深層心理を探るものや、無意識を利用するもの、また人間の本能や性質的なものを扱うときもあります。つまり理屈ではない世界ですね。

今回の「売れるPOP作り」で取り上げるテクニックも、そんな人間の心理の中で、もっとも基本的なものです。もちろん、基本的だからその効果もバッチリ!です。ではさっそくそのテクニックをご紹介していきましょう。
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あなたがそれを選択する理由は

人間の心理でもっとも基本的なものって何でしょうか?いろいろあるでしょうが、やはりそれは「好き嫌い」ではないでしょうか?
好きな食べ物、好きなスポーツ、好きな音楽に、好きな映画。そして「好きな人」。あなたにも思い浮かぶ対象はあるはずです。

恋愛の世界なら「私にない部分を持っているあの人に惹かれました」なんてセリフが出てきますが、こと広告の世界ではこれは間違いです!(笑)

人は「自分と似た人」が好きです。「私が好きな音楽を好きな人だから・・・」「私が好きなスポーツを好きな人だから・・・」「私の大好きな○○○が好きだから、あの人が好きになりました」ということの方が断然多いのです。

この心理を広告に使いましょう!
それではいつものように、例題(クイズ?)を出していきますね?

あなたはこれから映画を観ようとしています。何を観るかはまだ決めていません。
そこに、各々の映画を観た人たちが、あなたにまったく同じ感想を述べました。『この映画は最高に面白かったです!』と。

【映画A】<10代後半のカップル>
【映画B】<30代の男性>
【映画C】<40代の女性>
【映画D】<50代の男性>
【映画E】<60代の女性>

あなたは当然その映画を観たことがありません。どの人の薦める映画を選びますか?クイズですから気楽に答えてください。

おそらく自分に一番近い年齢か、同じ性別の人が薦める映画を選んだはずです。本当はその映画よりも違う映画の方が面白いかもしれないのに(苦笑)。何を頼りに選んだかというと、「あなたに似た人(近い人)」の好みを選んだというわけです。

この例は極端かもしれません。それでも・・・
・人は自分と似た人から影響をうけやすい
・人は自分と同じ年代、自分と同姓の薦めたものを選びやすい

というのは本当です。

この原理、つまり「類似性の法則」を広告に使いましょう。

「類似性の法則」を応用したコピー

もしあなたのお店が産地の旬の野菜を販売しているのなら、お客様の反応や買っていくものなどを観察してみましょう。

そしてたとえば、近隣地域のお客様に好まれるものがあれば、
【実は近所の奥さんに大好評!一番人気の○○○です!】
というコピーが成り立ちますし、観光客など遠方からのお客様からの問い合わせが多かったり、好んで買っていくものがあれば、
【遠方からわざわざお越しくださるお客様の声にお応えします!】
というアプローチもあるでしょう。

もっとお客様像が具体的にイメージできるのなら、たとえば・・・
【田舎のおばあちゃんの味が大好きなあなたなら、きっとこの味が大好きになるはずです!】
なんていうコピーはどうでしょう?

もしあなたのお店を訪れるお客様から感想をもらったら、そんな声を・・・そのまま載せていきましょう!もしあなたのお店で買い物をするお客様の大好きなことがわかったのなら、それをそのままPOPに書いていきましょう!

きっとそのメッセージは、「あなたのお店や商品を好む人」の心に届くはずです。

最後にこんなコピーはどうですか?
あなたのお店でも、あなたの商品にも、必ず使える「必殺コピー」です。私(筆者)としては、このコピー、かなり「センスの良い(もちろん効果の高い)」コピーだと思うのですが・・・いかがでしょうか?(苦笑)

【あなたの大好きなことが、私たちも大好きです!】

執筆者情報

橘高総合広告研究所 代表 橘高唯史(中小企業診断士・フリーライター)
大手百貨店系通信販売カタログのディレクター業務に20年携わり、そこで培った「売れる理由」を体系化して2017年にコンサルタントとして独立。現在は公的機関の経営相談員やセミナー講師を務める一方、ライターとして執筆活動も行なっている。
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