中国や台湾の旧正月!春節にグリーティングカードを送ろう

2019年01月23日

中国や台湾の旧正月!春節にグリーティングカードを送ろう
近年、社会経済のグローバル化に伴い、海外企業とのやりとりが当たり前になってきました。海外の取引先やお客様とのお付き合いに欠かせないのが、グリーティングカードです。

グリーティングカード(greeting card)と聞いて、あまりピンとこない人もいるかもしれません。英語では「挨拶状」を意味し、クリスマスや新年、誕生日、バレンタインなど、季節や行事に合わせて送るカードのことです。

私たち日本人にとって季節のカードで代表的なものといえば「年賀状」です。お正月に年賀状を送り合う習慣は日本特有の文化と思われがちですが、実は中国や台湾にも春節(旧正月)にカードを送り合う習慣があります。

中国と台湾は、日本とは古くからつながりのあるお隣の国。まずは身近な存在である中国や台湾のお客様に、春節のグリーティングカードを送ってみましょう。今回は、旧正月の時期についてやカードに書く内容、代表的な文例などをご紹介します。

旧正月(春節)とは?

旧正月(春節)とは、中国や台湾での旧暦のお正月のことです。世界の暦には大きく分けて「太陽暦」と「太陰暦」があります。現在、私たちが使っているのは太陽暦であるグレゴリオ暦で、太陽の運行のみに基づいて定められた、1年を12ヶ月とする暦法です。一方、太陰暦は、月の満ち欠けに基づいて日付を定める暦になります。中国でも1912年から公用暦は太陽暦になったものの、新暦よりも旧暦のお正月を盛大に祝う習慣が残っています。

日本ではお正月というと厳かな雰囲気がありますが、中国や台湾ではそのような感覚はありません。旧暦の大晦日の夜に午前0時を迎えると、町中で爆竹や花火の賑やかな音が鳴り響き、お祭りムードは最高潮。家族や友人と集まって餃子や餅などのおせち料理を食べたり、お寺の縁日に出かけたりと、それぞれ楽しい時間を過ごします。

実は、アジア諸国で日本のように新暦でお正月を祝う国は少数派で、香港、韓国、北朝鮮、モンゴル、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシアなども中国や台湾と同じように旧正月が休日となります。

花火

旧正月(春節)の時期

旧正月は現在の暦とは周期が異なるため、1月下旬から2月下旬とだいたいの時期は決まっているものの、日にちは毎年少しずつずれていきます。ちなみに2019年の旧正月は2月5日です。日本では年末年始が休みになりますが、中国や台湾でも同じように1週間前後の春節休暇があります。なかには1ヶ月ほど休みを取る人もいるというから驚きです。毎年この時期になると、里帰りや旅行で移動する人々が鉄道や空港で大移動を繰り広げます。

中国や台湾にも年賀状を送る習慣はあるの?

日本ほど盛んではありませんが、中国や台湾でも年始の挨拶に「賀年卡」と呼ばれるメッセージカードを送る習慣があります。郵便局でも年賀用のカードが販売されており、台湾では日本と同じように「くじ付きの年賀ハガキ」を取り扱っています。おめでたさの象徴として、赤や金色の地に龍のイラストや「福」の文字をあしらった華やかなカードが好まれる傾向にあるようです。

日本と違う!中国の干支と十二支

日本の年賀状に欠かせない干支は、厳密にいうと十二支のことです。干支は正式には「十干十二支」と呼ばれるもので、陰陽五行の思想をもとにした「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類の要素と、十二支の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」を組み合わせたもので、暦や時間などを数えるときの単位です。

十二支(干支)の概念は、中国最古の王朝である殷(いん)の時代に考え出されました。しかし、抽象的な漢字のままでは覚えにくいため、後漢時代の学者である王充(おういつ)が、庶民にもわかりやすくする目的で身近な動物を当てはめたのです。

この文化は日本だけでなく、韓国やチベット、ベトナム、モンゴルなどにも伝わりました。さらにシルクロードを経て、アジア圏だけでなく、東ヨーロッパやロシアにも広がっています。

中国の十二支にイノシシがいないってホント?

中国から日本に伝わった十二支ですが、両者の間では十二支に数えられる動物が少し違います。日本の十二支「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」が表す動物が「ネズミ・ウシ・トラ・ウサギ・タツ・ヘビ・ウマ・ヒツジ・サル・ニワトリ・イヌ・イノシシ」であるのに対して、中国の場合は最後の「イノシシ」が「ブタ」になります。一説によれば、かつて日本には豚を飼う習慣がなく、馴染みがなかったからとも言われています。

同じような理由で、別の動物を採用している国もたくさんあります。たとえば、チベットやベトナムでは、ウサギの代わりにネコが入っています。さらにベトナムでは、ウシが水牛に、ヒツジがヤギに置き換わっています。モンゴルではトラの代わりにヒョウが選ばれることもあるようです。それぞれのお国柄が表れていて面白いですね。

中国や台湾に年賀状(春節カード)を送るには

いざ中国や台湾へ年賀状-春節カードを送ろうとする際に、どうやって宛名を書いたらいいのか、送料はどのくらいかかるのか、頭を悩ませる方も多いでしょう。宛名の書き方や切手代についてご紹介します。

宛名の書き方

中国に送るハガキの宛名の書き方

海外に年賀状を送る場合、ハガキは横にして使用します。中国語もしくは英語表記で記入しましょう。宛名面の空いているところに「AIR MAIL」「POST CARD」と書きます。「お年玉くじ」の部分は消したり切り取ったりする必要はありません。

通常、ハガキの左上に差出人、やや右下に宛先を書きますが、中国の場合は厳密な決まりはないようです。宛先はやや大きめに書き、最後に「收」と書くことにより、それが受け取る側であることを示します。
また、海外の場合、氏名→住所の順に書き、住所も番地などから始まるなど日本とは逆ですが、中国に宛てる場合は日本と同じ順番で大丈夫です。

<宛先の書き方>
郵便番号
国名
住所(省、市、町、番地、建物名の順)
相手の名前+敬称(男性なら先生、女性なら女士。最後に「收」をつける)


差出人情報は日本国内の場合とほぼ同じですが、国名を書くことを忘れないようにしてください。

<差出人の書き方>
郵便番号
国名
住所(都道府県、市、町、番地、建物名の順)
自分の名前

送料はどのくらいかかる?

年賀状や同じサイズのハガキを送る場合、世界中どこに送っても一律70円(航空便)になります。つまり、切手付きハガキに+8円の切手を貼るだけで、中国や台湾へ年賀状を届けられるのです。
封書でグリーティングカードを送る場合は、25gまでであれば、中国や台湾などのアジア地域は1通につき90円です。

なお、日本のように元旦(1月1日の朝)に届けるという習慣はありませんが、春節の間に届くように出しましょう。

旧正月(春節)のカードに書く代表的な文例

・恭贺新禧
(新年おめでとうございます)

・在这辞旧迎新之际,祝大家身体健康,工作顺利。
(新年に際し、皆さまの健康とご活躍をお祈りします)

「恭贺新禧」「恭贺新禧」などに続けて
・愿20XX年为您和您家人带来幸运。
(あなたとあなたの家族にとって、20XX年が幸運の年でありますように)

・衷心感谢贵公司在业务上对我们的支持,祝贵公司的业务蒸蒸日上!
(いつもお引き立ていただき厚くお礼申し上げます。御社のビジネスがますます発展することをお祈りいたします)

・去年承蒙您多方关照,不胜感谢!
今年也请您多多指教。

(昨年はたいへんお世話になりました。
今年も何卒よろしくお願いいたします)

まとめ

中国や台湾にも新年の挨拶にカードを送る習慣があります。日本と同じように十二支を縁起物として大切にする文化もあるので、その年の動物の絵柄が入った日本の年賀状を出せば、きっと喜ばれるでしょう。また、富士山や鶴、和文様など、「日本らしさ」を全面に押し出したデザインでもいいですね。

年賀状プリント決定版』では、年賀状デザインテンプレートを多数提供しています。干支はブタではなくイノシシですが、干支の入らないデザインもあります。テンプレートを利用して「日本式年賀状」を出してみてはいかがでしょうか?
また、テンプレートBANKの「メッセージカード&グリーティングカード」でもカードデザインを多数そろえていますので、日頃お世話になっている取引先やお客様への新年のご挨拶状として、ぜひご活用ください。

■参考書籍・ウェブサイト
『中国語 四字成語・慣用表現800』(林怡州)/三修社
『中国人観光客の心をつかむ接客フレーズ500 現場で役立つ中国語対応術』(韓美齢)/カンゼン
海外年賀』/日本郵便株式会社



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