ホームページ豆知識 -ドメインって何?
最終更新日:2017年04月28日

URLはどうするか、ページはどうするか、サーバはどうするか、などなど色々と準備しなければならないことがあります。「それ以前に用語がわからない!」という声も聞こえてきそうです。
そこで、今回はURLの部分、「ドメイン」について書いてみたいと思います。
※独自ドメインの取得方法、DNSの登録方法についての詳細な情報は、利用されるサービスにお問い合わせください。
ドメインとは?
昨今、スマホの所有率が増えたこともあって、インターネットを利用する機会が増え、IT関連のお仕事をされていない方でも「ドメイン」という言葉はよく耳にされるかもしれません。この「ドメイン」について説明をさせていただきますと、例えば、当サイトの場合、「http://www.templatebank.com」というURLの、「templatebank.com」の部分がドメインになります。
独自ドメインについて
サーバのサービスをおこなっている会社は色々とありますが、契約をすると、その会社が所有するドメインが供給されます。そのドメインを利用してホームページを公開することはもちろん可能ですが、独自ドメイン(ユーザーが自由に名前を決めて利用するドメイン)を利用されたい場合もあると思います。
独自ドメインは以下のようなメリットがあります。
◎URLがずっと変わらない
…サーバを別会社のサービスに変更しても、その変更先が独自ドメインを利用可能なサービスであれば、URLを変えずにホームページを公開できる◎覚えてもらいやすい
…公開するホームページの情報に合ったドメインだと、閲覧者に覚えてもらいやすい独自ドメインの取得サービスを提供している会社は数多くありますから、そういう観点からサービス提供会社を絞り込んでみるのも一案です。
URLにアクセスして、ホームページが開くまで
それでは、その仕組みを理解するために、裏ではどのような経路を通ってホームページが開かれるのかを見ていこうと思います。
当サイトを例にすると、
このような経路を通って、当サイトを閲覧していることになります。
「DNS(ドメインネームサービス)」というサーバがいくつかありますが、まずは、ルートDNSサーバにアクセスして、「.com」のDNSサーバ(当サイトの場合)を探します。
次に、そこから「templatebank.com」のドメインが管理されているDNSサーバを探します。そして、このDNSサーバの中に設定されている「www.templatebank.com」のIPアドレスの情報を取得します。
「IPアドレス」とは、数字の情報で、パソコンなどのコンピュータに割り当てられます。
「123.123.123.123」といった具合です。
コンピュータの世界では、IPアドレスは住所になります。コンピュータは、「www.templatebank.com」といったドメインの情報だけでは、どのサーバにアクセスすればよいか判断できません。そこで、IPアドレスの情報が必要です。DNSサーバは、「指定されたドメインのIPアドレスは○○ですよ~」という情報を返してくれます。
ここに至ってはじめて、コンピュータはDNSサーバを介してIPアドレスの情報を取得し、指定されたホームページへたどり着けるのです。
よって、独自ドメインを取得した場合、図の中の「.comのDNSサーバ」と「templatebank.comのDNSサーバ」の2つの設定が必要になります。
ドメインの設定
上記の図を例にして言えば、「templatebank.comのDNSサーバ」でIPアドレスと独自ドメインを紐づけ、次に、そのドメインが利用するDNSサーバを指定します。
※ホームページを公開するサーバをまずは設定する必要がありますが、それが済んでいる前提で説明します。
IPアドレスと独自ドメインを紐づける
DNSの選定をしたら、「www」と「IPアドレス」の情報を登録します。DNSに登録できる情報はいくつか種類がありますが、IPアドレスを登録する場合、「Aレコード」を利用します。
ホスト名 | 種別 | 値 |
www.取得したドメイン | A | IPアドレス |
なお、サーバのサービス提供会社によっては、DNSがサービスに含まれているプランもあります。契約したサーバにDNSのサービスがあれば、情報の一元化ができ、便利ではないかと思います。
独自ドメインと使用するDNSサーバを紐づける
上の図でいうと、「.comのDNSサーバ」の部分です。取得したドメインをどのDNSサーバで利用するか、という情報を登録します。「DNSサーバへの登録」で利用するDNSには、DNSとしての名称が明記されていると思います。この情報を、取得したドメインの「ネームサーバ」に指定します。
これでドメイン設定は完了です。
さて、今回はホームページを公開する場合に必要になる「ドメイン」について書かせていただきました。皆様の理解の手助けになりましたでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。