POP「だって、農薬を使っていないから」
時に虫がついている無農薬野菜。「だって、農薬を使っていないから。」というコピーを使ってアピールしています。身近感のあるコピー・書体を使いつつ、農薬や化学肥料不使用の期間や肥料の内容はきちんと明記。お客様に安心感が伝わるPOPテンプレートです。道の駅、マルシェなど農産物直売所などでぜひご利用ください。
最終更新日:2023年12月01日
「POP広告」って聞いたことがありますか?聞いたことがない人でも、必ず「POP」は見たことがあるはずです。
「POP」とは、「Point・Of・Purchase」(ポイント・オブ・パーチェス)の頭文字をとったものです。日本語にすると「購買時点(広告)」になります。もっとわかりやすく言えば「お客様が買う瞬間の広告」です。
だから、POPはまたの名を「もの言わぬセールスマン」とも「いつもお客様のそばにいる販売員」とも言われています。
人がモノを買う瞬間は、何かに頼って安心したい・・・何か自分を納得させてくれる売り文句を無意識に求めています。そんなときに効果を発揮するのがPOP広告なのですね。
あなたが作った農産物や商品を買いに来たお客様に、自分がいつもついて説明できるとは限りません。そんなとき、POPがそのかわりを務めてくれるわけです。
あなたは目の前にある、大切な商品をどのように人に伝えますか?
それをPOPに書いてみましょう!とは言っても、さて、何をどう書くべきか・・・?と悩んでしまうかもしれませんね。
商品は目の前にあるので、改めて商品の姿・形を書く必要はありません。また、「美味しいです」や「新鮮です」だけでは、ちょっとありきたりでパンチが弱いですよね。
でも、ちょっと表現を変えると、印象が違ってきます。
たとえば、こういう感じです。
"とれたて・新鮮"を伝えるのに、根菜類なら「今朝まで土の中にいました!」、葉物野菜なら「今朝の太陽の光をいっぱいに浴びた野菜です」など、どこか話し言葉で、親しげな呼びかけでお客様に声をかける・・・そうすると、なんとなく親しみがわいてきませんか?
また、POPネタとして効果的なのは、
・あなたしか知らないこと
・商品を見るだけではわからないこと
お客様が「いいな」「欲しいな」と思ってくれる、そんな情報です。
「あなたしか知らない情報」というのはなかなか気づきにくいかもしれませんが、体験談もそのひとつ。苦労話もネタになります。
「我が家の10歳の娘が一生懸命収穫しました!」「3年かけてようやく思い通りの味に仕上がりました!」など。
これは目の前の商品を見るだけでは、絶対にお客様は知りえないことです。
また、商品に強みがあるなら、それはしっかりアピールしましょう。
たとえば「名水百選の清流の水で育ったお米です」「非加熱だから酵素たっぷり!地元産生はちみつ」など。
お客様は、土地の人でもなければ案外そういうことは知らないものです。
農産物にしても、加工品にしても、作り手のこだわり、伝えたい思いがあるなら、これもPOPに書きましょう。
「子どもたちに安全・安心な食材を食べてほしい。だから農薬をできるだけ使わず育てました」
「美味しさにこだわって10年!味が自慢のトマトです」
売り場へ行くと生産者の方の写真が並んでいますが、ひとこと、あなたの思いや気持ちを書き添えるだけで、あなたの商品の個性や特徴が、お客様に伝わります。
あなたの思い、暮らし、そして苦労や失敗も、どんどんPOPに書いていきましょう!それでお客様があなたの商品に興味を持って買ってくれたら・・・こんなに嬉しいことはありませんよね!
さて、今回は、農産物直売所を例に、POPの役割について書かせていただきました。
次回からは、あなたが伝えたいことをどのように表現すればよいか、その様々なテクニックについて解説していきます。
時に虫がついている無農薬野菜。「だって、農薬を使っていないから。」というコピーを使ってアピールしています。身近感のあるコピー・書体を使いつつ、農薬や化学肥料不使用の期間や肥料の内容はきちんと明記。お客様に安心感が伝わるPOPテンプレートです。道の駅、マルシェなど農産物直売所などでぜひご利用ください。
写真とこだわりポイントで自慢の農産物を紹介できるシンプルなPOPテンプレートです。いちばん伝えたいひとこと、それがあるだけで、あなたが手塩にかけて作った野菜や果物の魅力がお客様によりいっそう伝わります。道の駅やマルシェなど農産物・特産品直売所をはじめ、店舗一般でご利用ください。